中学生の国語文法と
中間テスト・期末テスト・高校受験対策の勉強法
中学口語文法:文節のはたらき(主語・述語・修飾語・接続語・独立語)
前のページで少し触れましたが、文節には役割分担があって、「主語」「述語」「修飾語」「接続語」「独立語」 の5種類に分けることができます。文を文節に区切る形式の問題を解く際には、その文節の意味を意識しながら解くことが正解しやすいコツといえます。
基本形としては、「◎◎は(主語)、○○した(述語)」という文がベースとなって、その文の主語や述語などを詳しくのべている文節が入っていれば、それは修飾語と分類されます。また、後の言葉に繋がるものは接続語に分類され、そして、文の中で比較的独立している文節を独立語と分類します。詳細は下の2つの例文で確認してみてください。
(例1)「ああ、私は東京大学に入学した。」を文節に分け、併せて、文節の働きを分類せよ。
(答え)ああ、(独立語)|私は(主語)|東京大学に(修飾語)|入学した。(述語)
(例2)「私は疲れたが、懸命に走った。」を文節に分け、併せて、文節の働きを分類せよ。
(答え)私は(主語)|疲れたが、(接続語)|懸命に(修飾語)|走った。(述語)
※例2の「疲れたが」を誤って「述語」としてしまうミスが多い。しかしこの文節は後に繋がる文節なので「接続語」であり、「私は」という主語に対応する述語として該当するのは「走った」である。
【主語・述語の関係、修飾・被修飾の関係】
なお、上記の例1を見れば分かるように、「私は」と「入学した」は主語と述語として一対になっています。この関係を「主語・述語の関係」と呼びます。
ただし、「私は入学した」という文だけでは、どこに入学したのかよく分からないので、この文章を詳しくした語として、「東京大学に」という文節が配置され、この文節が「入学した」という言葉を説明する形になっています。この例の場合の、「東京大学に」と「入学した」に見られる文節の関係を「修飾・被修飾の関係」と呼びます。
|
|
|
※当サイトの情報を参考にしたことにより何らかの損害等が発生した場合でも、当サイトでは責任は負うことができませんので、最終的な判断は閲覧者の皆様ご自身の責任でお願いします。
(c)中学生の国語文法と中間テスト・期末テスト・高校受験対策