中学生の国語文法と
中間テスト・期末テスト・高校受験対策の勉強法
夏休みなどのまとまった時期に文法の問題集やワークを理解することが重要
文法の学習は、学校の教科書のもくじにあるような特定の小説文や評論文などとは別の分野として学習するほうが分かりやすい場合が多く、一旦問題集やワークなどで文法の基礎を掴んでから、今度は入試の過去問題を解くなどの受験勉強を通じて、実際の入試の形式に近い、初めてよむ小説文や評論文のなかの特定の部位の文法に関する問いに対応できるように、段階的に取り組むことが大切です。文法の学習は、焦らないで基本問題から解いていくことが大切で、特に中学1〜2年の中間テストや期末テスト対策としては、学校で使用しているワークやプリントなどの基本問題がそのまま出題されることが多いと考えられるので、1〜2年のうちは基本を着実に固めていきましょう。
学校によっては、中学1〜2年の時に、夏休みや冬休みの宿題として、文法の基本的な問題集を1冊仕上げるという課題を出し、その学習を通じて、授業で学習した文法の理解を深めるという方針を採用しているケースも少なくないと思います。もし学校がそのような方針ならば、学校の宿題のワークを十分に生かし、長期休業中に文法の基本的な問題を間違えないように解けるようにしておくことが大切ですし、学校がそのような方針を取っていないのであれば、中学2年の夏休みまでには、自分で文法に特化した、薄めのワークブックや問題集を購入し、その問題を毎日繰り返し解いておくと、受験勉強の時期になってから、国語の学習が非常に楽になります。
そして、受験勉強の時期、遅くても中学3年の夏休み以降になれば、高校入試に近い形式の問題に対応できるようにすることが大切です。一部の中高一貫校は例外として、一般の公立校では中学3年になれば、学校でも高校入試に近い形式の実力テストのような方針で中間テストや期末テストが作成されることも多いと思いますが、この時期の中間テストや期末テストの問題に対応できるようにするためには、実際の入試問題に近い形式の問題に慣れておくことが必要になってくる時期です。そのため、受験勉強用の少し厚めの問題集を使い、小説文や評論文(「次の文章を読んで後の問いに答えよ」というような方式の問題)の中でどのように文法問題が出題されてくるのかということに関して自分自身でその感覚に慣れることが必要です。このときになって、中学2年までのうちに文法の基本問題が固まっていないと、受験勉強の際に学習が困難になって受験勉強に苦痛を感じる原因にもなってしまうので、そうならないためには、中学2年までのうちの夏休みや冬休みなどの何れかの長期休業中を使って、納得できるまで文法の基本問題の理解を深めることが大切です。
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