中学生の国語文法と
中間テスト・期末テスト・高校受験対策の勉強法
国語の文法の学習の重要性
最初のページでも触れましたが、国語文法に関する問題は、勉強すれば確実に得点に結び付きやすい問題で、国語を苦手としている人にとっては比較的とっつきやすい分野の問題だと考えられます。
普段、文章を書いたり読んだりする上で、文法を意識することはありませんし、皆さんの日常生活で学校のクラスメートと話したりメールなどでやり取りしたりする時に使うような言葉や、あるいは一般的な話し言葉や方言などが含まれた言葉など、そうした何気ない言葉や文には国語の学習で勉強する文法があてはまらないのではないかと思えるケースも多いと思います。そのため、現実の日常生活において国語の文法を学ぶ意味は小さいと考える人も少なくありません。実際、国語の授業で学ぶ文法を「学校文法」と呼ぶする人もいるくらいです。
しかし、実際の日本語を学ぶ上で、私たちが何気なく使っている文章がどのようにして形作られているのかを知ることは、一見すると意味がないように思えますが、実は大切なことです。例えば、物の名前(名詞)となにかの言動を示す言葉(動詞)とは、まったく違う役割をはたす言葉であり、動詞を述語として使用することは一般的であっても、名詞を述語としてそのまま使うことはありえません。英語で言うならば「Tokyo」(名詞)と「study」(動詞)という二つの単語が全く違う使われ方をするということははっきりしていますが、これは日本語の場合でも同じです。
あるいは、特定の人物に対する代名詞として「それ」(指示代名詞)ではなく「彼」(人代名詞)と称するのも、英語で「It」ではなく「He」と称するのと同じで、「彼は勉強していた」を「それは勉強していた」と言い間違ってしまうことは相手に対して失礼だということは皆さんも理解していることと思いますが、指示代名詞と人代名詞の違いを理解していればそのような言い間違いはしないだろうということになります。
そのようにして考えると、くだけた文章や話し言葉、あるいは方言などが組み合わさったような言葉であっても、根幹にある文章の構造は同じだということになります。
今まで意識してこなかった、普段何気なく使っている言葉の文章を、細かく分析するとどのように形作られているのか、それを知るために必要な知識が、中学生で学ぶ国語文法の内容です。
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